弊社代表山口の愛犬「バンビ」が内臓機能障害で生命の危険に直面した時、旧知の獣医師さんのアドバイスと処方により、産声をあげたのがドッグスタンス「鹿肉ベーシック」です。ペットスタンスの起源である「鹿肉ベーシック」は、犬の祖先である狼の食生活をヒントに、”野生の鹿肉”がワンちゃんの心身を元気にしてくれるという発想の元に完成しました。
国産・鹿肉ペットフード専門店
弊社代表山口の愛犬「バンビ」が内臓機能障害で生命の危険に直面した時、旧知の獣医師さんのアドバイスと処方により、産声をあげたのがドッグスタンス「鹿肉ベーシック」です。ペットスタンスの起源である「鹿肉ベーシック」は、犬の祖先である狼の食生活をヒントに、”野生の鹿肉”がワンちゃんの心身を元気にしてくれるという発想の元に完成しました。
若い頃の愛犬「バンビ」は、おてんばだけど人見知りで繊細な性格でした。その愛らしい存在は、一人娘の妹的存在であり、私達家族の末娘のようでした。そんなバンビの成長の歴史は、我が家の変化と成長の歴史でもあります。娘が中学の3年間は他県で寮生活をしていたので、家には私達夫婦しかいない時代があり、その時は私達夫婦の癒しや励み、和みなどを与えてくれる大切な存在でした。
そんな大切な家族の一員でもあるバンビも、寄る年波には勝てません。12歳、人間でいえば65歳くらいの頃、突然身体が震えグタッと寝込んだ状態になり、凄く辛そうで重篤な病状に陥りました。病院では原因不明の臓器疾患ですぐに手術が必要との診断でした。緊急入院で鼻やお腹に酸素や点滴のチューブをつけられて、しんどそうにしているバンビの姿を見ていると本当に辛く、私達家族もみな元気を失いました。
このまま老体にムチ打って手術したとしても完治する可能性は保証できないし、耐え切れない場合は死ぬことだってある・・・。
そんな話を獣医師から聞かされて「それだけは避けたい・・・」とワラをもすがる気持ちで、旧友でもあり動物のことを熟知している別の獣医の先生に相談してみました。
その先生は、医療を越えてワンちゃんの食のこと、環境のこと、しつけのことなど本当によくご存じで、目からウロコの話をいっぱい教えてくれました。そして、バンビの原因不明の重篤な臓器疾患は、長年食べてきた食べ物が原因で、その解毒できない様々な不純物が体内に蓄積して起きていると言われました。
私はスッキリしない気持ちで「でも先生、家ではずっとオーガニックと書いてあるフードを与えていました。それでも悪かったんでしょうか?」と訊ねました。先生は「オーガニックとは名ばかりで、多くのフードは使い古した油やお肉・穀物などを強い香料や防腐剤・着色料で処理し、原価を極力抑えながら人工的にワンちゃんが好むニオイや味に作られているんです。すべてがそうとは言いませんが、人間のジャンクフードの数倍きつい添加物を毎日食べさせられていたら、日々黙々と解毒という大仕事をしてくれている肝臓も腎臓も悲鳴を上げ壊れてしまいます。今回のバンビちゃんはその瀬戸際にきているのだと思います。一度ご自身でそのオーガニックと書かれたフードのニオイをよく嗅いで、かけらでもいいからそのフードを食べてみてください。きっと自分事として実感できますよ」とおっしゃいました。
言われた通りにフードの袋の中のニオイを嗅ぐと、2秒ももたず気持ちが悪くなり顔を背けてしまいました。そして一粒口に含んでみましたが、すぐに吐き出してしまい、口の中や舌に嫌な感じがしばらく残りました。
今まで良かれと思っていたことがバンビを追い詰めてしまった現実を噛みしめ、申し訳なさとやるせなさと怒りのようなものが込み上げてきました。
そして、その先生のアドバイスと英知から、鹿肉で作った無添加のドッグフードを試作し食べさせたところ、衰弱しきっていたバンビの心身は、まるで生命のスイッチを押されたかのようにみるみる元気になっていきました。それはまるで野生の鹿達が尊い生命を犠牲にしながら、バンビの生命の循環にエネルギーを注ぎ込み、生かそうとしてくれているように見えました。
ワンちゃんのルーツは狼。野生の鹿を食していた狼の記憶は犬へと進化した今でもDNAの情報として脈々と残っていて、バンビに”野生の精気”を与えてくれたのだと思いました。このバンビの生命を救い生きる使命を与えてくれたのが、国産・無添加ドッグフード『ドッグスタンス』の『鹿肉ベーシック』です。
2012年の発売から、バンビと同じように辛い状況に陥っていた多くのワンちゃんたちが、このフードで元気を取り戻し、家族に再び笑顔と希望と安心が巡ってきたことは間違いありません。
人にも天命があるとしたら、ワンちゃんにも尊い犬命がある?もしかしたら、バンビには、そんな大きな使命があったのかもしれません。
2018年春、17歳になった愛犬バンビも人間年齢では85歳です。白内障が進行し、毎日柱や壁にぶつかりながらも、我が家での生息域を広めています。目は「ゆの里」の『神秘の水 夢』を使って老化をかなり遅めたものの、ほとんど見えていません。
オムツをはいての散歩では、ゴツンという音を立て私の方が思わず「イタッ」と叫んでしまうこともありますが、そんなことはどこ吹く風で、1キロちょっとの軽い体にも関わらず、逞しく犬生を歩んでいます。これが自分だったら「もう自分は老い先短く、終わりなんだ」と暗く落ち込み、人生を諦めていくように思えます。
でもバンビは”今ここ”を生きています。未来を憂えず、過去を悔やまず、今いいと思ったこと、感じたことに従って素直に生きており、私達人間より、よほど健幸的な生き方をしているように思えます。今日もオムツ姿のバンビは、ドッグスタンスの『鹿肉ドッグフード』を食べ、『月のしずく』を飲んで、逞しく健気に輝ける余命を全うしています。
(2019年 バンビは18歳でその使命を果たし、安らかに永眠しました。感謝、合掌。)
山口 哲史