愛犬が手先をペロペロ舐めている・身体を度々掻いている…。
そんな様子を放っておくとあっという間に皮膚バリア機能が乱れ、悪化してしまいます。
異常に気がついたら、痛みの原因を探るとともに、患部を清潔に保つおうちケアを心がけましょう。
ただし、拭き過ぎや洗い過ぎには注意しましょう。
予防ケア❶ ブラッシング
皮膚トラブルが起きないように日頃の予防ケアとして「ブラッシング」を取り入れていただくことをお勧めします。
ブラッシングには「毛もつれを解く」役割以外に、
◎皮膚や被毛に付着した花粉や埃を除去する
◎皮膚の新陳代謝を促す
◎マッサージ効果により血流をよくする
◎幸せホルモン(オキシトシン)の放出
(※お互いがリラックスしている場合)
などの効果があります。
ポイントは地肌からしっかり行うこと。
もしも皮膚トラブルがある場合は、柔らかい獣毛ブラシなどでふんわり優しくブラッシングするのがおすすめです。
ブラッシングが難しい場合は、ホットタオルで被毛に付着した汚れを取り除くケアも有効です。
予防ケア❷ シャンプー
皮膚トラブルがあると多くの飼い主さまは低刺激・弱酸性など優しいイメージのシャンプーを使用しがちですが、過剰な皮脂や酸化した皮脂はしっかりと落とし、その後しっかりと保護することが重要です。
ドライングはトラブルがある場合患部が温まると痒みを助長してしまうので、なるべく部屋を暖かくして、「冷風」もしくは「温風」「冷風」を繰り返すなど工夫してあげましょう。
予防ケア❸ 日頃の保湿
人も乾燥すると皮膚が痒くなるように、犬たちの皮膚にも「保湿」は大切です。トラブルがある場合は愛犬の症状に合わせて、ローション・クリーム・ジェル・オイルなどを使い分けましょう。
また保湿効果と共に、皮膚のp Hを整えターンオーバーを促してくれるくれる栄養成分が配合された『E バイオスプレー』の利用も日々のおうちケアにおすすめです。
一般社団法人ドッグケアリスト協会 Lavo Dog 代表
ドッググルーマーとトレーナーを経て、犬たちの「こころ」と「からだ」の健康を保ち、一生涯穏やかにケアを行ってあげる為には飼い主さまによるホームケアが何より重要と考え、愛犬ケアリスト(愛犬のホームケアが行える飼い主さま)の育成を行っています。