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専門家インタビュー

呼吸がつらくなる動作をする前に酸素チャージを

今回は愛知県常滑市で往診専門の「るい動物病院」と酸素ルームがある店舗「ちゃこーるぐれい」を運営している山口真紀子先生に、『パワーミストO₄』の活用例などを伺いました。

酸素ルームの効用

【山口先生】 ペットにストレスを全くかけることなく、疾患に伴う呼吸の苦しさを少しでも楽にしてあげたい、また同時に飼い主さまの疲労も軽減したい、という思いで店舗では飼い主さまも一緒に入れる高気圧酸素ルームを導入しています。
例えば心臓が悪く、その影響であまりご飯を食べないような犬が酸素ルーム利用中からおやつを食べだしてくれたり、ガンなどの大きな疾患を抱えている犬が気持ち良く寝てくれたというお声を多く頂いています。

パワーミストO₄の提案

心臓疾患や呼吸器疾患・貧血など、酸素をうまく取り込むことが難しい症例には、『パワーミストO₄』をお勧めしています。
通常は、酸素濃縮器をレンタルしてもらい、マスクで酸素吸入させたり、酸素ボックス内で管理してもらうこととなるのですが、そうするとペットの行動が制限されてしまいます。本当に苦しい場合は必要ですが、ボックスに入れるとストレスが大きく、興奮して逆効果になったり、マスク自体を嫌がるケースも多いのが実情です。
『パワーミストO₄』はハンディサイズで、どこにいても手軽に使えるので、様々な疾患を抱えている子にとって、心強い〝お守り〞のような存在だと思います。

使用のコツとして、呼吸が苦しくなってからではなく、苦しくなる前の使用をお勧めしています。
例えば、散歩の前などはもちろん、食事をとる前や排泄をする気配が見えた時、興奮することが予想される時など、酸素消費量が増える日常動作の前に酸素チャージをしておくと、呼吸困難や失神などのリスクを軽減できます。

【症例①】心臓疾患

心臓の薬を飲ませると更に調子が悪くなるので、薬は飲ませずサプリメントで経過を診ていた16歳のトイプードル。朝起きると必ずと言っていいほど失神していました。
短時間で回復するのですが、飼い主さまは心配して人がスポーツ後に使用する酸素スプレーを毎朝吹きかけていました。しかし効果なく失神してしまうとのことでした。

呼吸で取り込む通常の酸素である「結合型酸素」は、肺や循環器の機能が低下しているとうまく取り込めません。赤血球に結合して各種細胞に運ばれますので、貧血があると酸素をうまく運ぶことができなくなります。
「溶解型酸素」であれば、呼吸と関係なく酸素を取り込めると思い、『パワーミストO₄』を提案しました。

この場合も、失神してからではなく、〝朝起きる直前〞に噴霧し、粘膜から酸素チャージしてもらいました。するとその後から一切失神しなくなったと報告がありました。

【症例②】乳腺腫瘍の肺転移

乳腺腫瘍が肺に転移し、レントゲンで肺が真っ白になっていたトイプードル。『パワーミストO₄』を常時携帯し、必要に応じて使用してもらっていました。
ある日、出先で発作的に呼吸困難となり、舌が真っ青のチアノーゼの症状になったそうです。救急で動物病院に連れていくまでの間、『パワーミストO₄』を噴霧し続け、その甲斐あって、無事に一命をとりとめました。移動中、ミストが当たった舌の部分だけ血色の良いピンクに戻っていたそうです。

【症例③】てんかん発作

てんかん発作は通常30秒から2〜3分で治まりますが、発作の間は一時的に呼吸ができません。痙攣発作はいつ起こるかわかりませんから通常の酸素吸入器は役に立ちません。『携帯できるパワーミストO₄』は緊急時に心強いアイテムとなります。

【症例④】気管虚脱

気管虚脱を患う16歳のラブラドールレトリバー。体を動かすと呼吸が苦しくなるため、1日のほとんどを寝て過ごしていました。ご自宅用に酸素吸入器をレンタルしていましたが、マスクを当てると嫌がるのでなかなか吸えていないとのことでした。
そこで食の指導と合わせて、『パワーミストO₄』を動き出す前後に噴霧してもらったところ、2〜3週間後には自ら立って歩けるようになったのです。往診に伺うたびにどんどん元気を取り戻し、部屋の外まで歩いて出迎えてくれるまでになりました。
普段の生活をほんの少し楽にしてあげる。それだけでもQOLが向上し、その子にとってより良く過ごせる環境になると思います。

心強い〝お守り〞になります

『パワーミストO₄』は、様々な場面で活用できるアイテムだと思っています。
病気がなくても、少し衰えが見え始めたシニア期であれば、お散歩の前後にシューッと噴霧してもらえば、より一層お出かけが楽しめると思います。コンパクトなので、12歳になる私の愛犬との夏場の散歩やお出掛け時には、常に『パワーミストO₄』を携帯しています。
特に循環器・呼吸器をはじめとしたトラブルを抱えたペットにおいては、日常を穏やかに過ごすための心強い〝お守り〞になると思い、飼い主さまにお勧めしています。

 

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