新型コロナウイルスが世を騒がせるようになってから、早1年…。
日々流れてくる先行き不透明なニュースにお疲れではありませんか?
それに呼応するように、飼い主さんの心の疲れがペットさんに反映された様子のご相談が後を絶ちません。
そこで今日は、人とペットの「共鳴」についてお話します。
同じ音の出る音叉を二つ並べて片方を鳴らすと、鳴らしていないもう片方が、何もしていないのに同じ音を発するという現象を「共鳴」と言います。
水や空気なども共鳴は起こりやすく、同じ環境で生活している生き物同士でも、同様の現象が起こります。
同じ水を飲み、同じ空間の空気を吸っている者同士だから、飼い主さんとペットさんは、お互いが響きやすい(影響を与えやすい)状態=共鳴を起こしやすい関係にあるのです。
さらに「エネルギーは負の方向になびきやすい」という特性があるため、飼い主さんがコロナ関連のニュースなどで負のエネルギーに引っ張られると、ペットさんもその影響を受けてしまうということが起こります。
病気等ではないときに、「うちの子最近元気がないのよね…」という場合は、「負の共鳴」が原因かもしれません。
共鳴の発生源は飼い主さんなのです!
まずは負のエネルギーを断ち切りましょう!
・ニュースを見ない。
・好きなことや好きなものに触れる。
・無理をしない。
そんなことを心掛けてみてください。
ペットさんたちは飼い主さんが元気でいることが自分が楽しいことにつながっています。
あなたがご機嫌になってから帰宅すると、その共鳴関係を確認することができます。
美味しいものを食べてきたり、ジムやアウトドアなどで体を動かしてモヤモヤを吹き飛ばしたりして、「ただいまー!!」と元気よく玄関からお部屋に入ることができたら、ペットさんの様子を見比べてください。いつもより動きが活発だったり、要求が強かったりしたら、それはあなたのご機嫌なテンションにペットさんが共鳴している証拠です。
ご機嫌な気持ちも、落ち込んだ気持ちも、あげたりもらったりすることができます。
あなたはどんな気持ちを分かち合いたいですか?
人もワンちゃんもネコちゃんも、心地よい暮らしを…。
動物対話士® 一般社団法人動物対話協会代表理事。1匹のシーズー・3匹の猫と暮らす。2007年より人とペットのカウンセラーとして、業界トップクラスの延べ2万匹以上の動物たちの思いを伝え続ける。テレビ朝日、テレビ東京、韓国MBC放送、東京FM等にメディア出演の他、インターネットラジオにてレギュラー番組を持つ。書籍「うちの子きずなノート」は全国書店で好評販売中。